相続手続きの際に家族が助かる終活ノートの記載項目3選

皆さんは「終活ノート」や「エンディングノート」というものをご存知でしょうか?
これは、自分しか知らない情報や、相続発生後の希望する手続き方法を残しておくためのノートです。しかし、要点を押さえて書かないと、本当に必要な情報が抜けてしまったり、終活ノートと遺言書を混同してしまい、かえって家族を混乱させてしまうことがあります。

終活ノートには法的な効力はなく、あくまでも「家族のためのメモ」として、自分が亡くなった後に家族がスムーズに手続きを進められるようにするものです。今回は、相続手続きの際に特に役立つ終活ノートの記載項目を3つ紹介します。


目次

① 親族関係図(家系図)

なぜ必要なのか?

相続が発生した際、「誰が法定相続人になるのか?」を正確に把握することが重要です。
しかし、家族関係が複雑だったり、疎遠な親族がいる場合、相続人を確定するのに時間がかかることがあります。

例えば、亡くなった人(被相続人)に子どもがいない場合、法定相続人が配偶者と兄弟姉妹になることもあります。
相続人が確定しないと、相続手続きが進まず、預貯金の解約や不動産の名義変更ができません。そのため、自分の家族構成を明確に書いておくことが大切です。

記載する内容の例:

  • 自分の両親・兄弟姉妹・子ども・孫などの関係性
  • 亡くなっている親族がいる場合、その人の死亡年月日
  • 再婚や養子縁組の履歴(戸籍に影響する情報)

② 過去の贈与

なぜ必要なのか?

相続財産を計算する際、過去に行った贈与が影響を及ぼすことがあります。

例えば、相続税の計算には**「生前贈与加算」**という制度があり、亡くなる前の3年間に贈与された財産は相続財産に加算される決まりがあります。

また、特定の相続人に対して生前に多くの財産を渡していた場合、「特別受益」として遺産分割の際に考慮される可能性があります。そのため、家族が相続トラブルを避けるためにも、過去に誰にどれくらいの財産を贈与したかを記録しておくことが大切です。

記載する内容の例:

  • 生前に子どもや孫に贈与したお金や不動産の内容
  • 贈与の時期と金額
  • 贈与税の申告をしたかどうか

③ 現金の保管場所

なぜ必要なのか?

相続手続きでは、亡くなった人の預貯金を調査し、財産目録を作成する必要があります。しかし、自宅に現金を保管していた場合、家族がその存在を知らないと、発見できずにそのまま処分される可能性があります。

また、**「貸金庫を利用していたが、家族が知らずにそのままになっていた」**というケースもあります。
貸金庫には遺言書や重要書類を入れていることがあるため、その存在を家族が把握しておくことが重要です。

記載する内容の例:

  • 自宅のどこに現金を保管しているか(例:金庫・タンス・仏壇の引き出し)
  • 銀行の貸金庫を利用している場合、その銀行名と貸金庫番号
  • 通帳やキャッシュカードの保管場所(暗証番号は書かない)

まとめ

終活ノートは、家族が相続手続きをスムーズに進めるための「ガイド」となるものです。
今回紹介した3つの項目は、特に相続手続きで重要な情報なので、しっかりと記載しておきましょう。

📌 今回のポイント
親族関係図を作成し、誰が相続人になるのか明確にする
過去の贈与を記録し、相続トラブルを防ぐ
現金や貸金庫の保管場所を記載し、家族が見落とさないようにする

終活ノートを書くことは、残された家族への「最後の優しさ」です。
時間があるときに、少しずつでも記録を残しておくことをおすすめします。

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